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平成23年 11月 福祉保健常任委員会-11月15日-01号
平成23年 11月 都市整備常任委員会-11月15日-01号

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  1. 世田谷区議会 2011-11-15
    平成23年 11月 福祉保健常任委員会-11月15日-01号


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    平成23年 11月 福祉保健常任委員会-11月15日-01号平成23年 11月 福祉保健常任委員会 世田谷区議会福祉保健常任委員会会議録第十四号 平成二十三年十一月十五日(火曜日)  場  所 第二委員会室  出席委員(十名)    委員長         高橋昭彦    副委員長        大庭正明                あべ弘幸                石川征男                菅沼つとむ                高久則男                植田靖子                羽田圭二                村田義則                中塚さちよ  事務局職員    議事担当係長      小池 篤    調査係主事       平井貴子  出席説明員    副区長         秋山由美子
      世田谷総合支所    副支所長        菊池弘明   烏山総合支所    総合支所長       河合岳夫   保健福祉部    部長          藤野智子    計画調整課長      田中文子    障害者地域生活課長   瓜生律子   梅ヶ丘整備担当部    部長          霜村 亮    梅ヶ丘整備担当課長   金澤眞二   地域福祉部    部長          堀川雄人    地域福祉課長      金澤弘道    高齢福祉課長      伊藤美和子    介護保険課長      吉岡郁子    介護予防地域支援課長 亀谷智惠子   子ども部    部長          萩原賢一    子ども家庭支援課長   岡本逹二    保育課長        工藤郁淳    副参事         辻  正   世田谷保健所    所長          西田みちよ    副所長         霜越 收    健康企画課長      松本公平    健康推進課長      上村 隆    生活保健課長      淺見一雄   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇ 本日の会議に付した事件  1.報告事項   (1) 平成二十三年第四回区議会定例会提出予定案件について   〔議案〕    ① 世田谷区立保育園条例の一部を改正する条例    ② 世田谷区保育の実施等に関する条例の一部を改正する条例   〔諮問〕    ① 人権擁護委員候補者推薦の諮問   (2) 世田谷区ユニバーサルデザイン推進計画(後期)素案について   (3) 梅ヶ丘病院跡地の解体工事の予定等について   (4) 都営成城八丁目団地建替え跡地における特別養護老人ホーム等の整備について   (5) 区内地域密着型サービス事業所の指定について   (6) 仮称世田谷区立太子堂複合施設新築工事について   (7) 認証保育所の整備について   (8) 特定不妊治療費助成金の助成内容の変更について   (9) (仮称)世田谷区墓地等の構造設備及び管理の基準等に関する条例の制定について   (10) その他  2.協議事項   (1) 次回委員会の開催について   ◇ ~~~~~~~~~~~~~~~~ ◇     午前九時五十八分開議 ○高橋昭彦 委員長 ただいまから福祉保健常任委員会を開会いたします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 本日は、報告事項の聴取を行います。  それでは、報告事項に入ります。  まず、(1)平成二十三年第四回区議会定例会提出予定案件について、①世田谷区立保育園条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎工藤 保育課長 それでは、お手元の資料に基づきまして、世田谷区立保育園条例の一部を改正する条例につきましてご報告申し上げます。  改正主旨でございます。区立八幡山保育園の移転に伴い、世田谷区立保育園条例別表八幡山保育園の位置を変更する議案を平成二十三年第四回区議会定例会に提案するものでございます。  改正の内容でございますが、別表の区立八幡山保育園の位置を変更するものでございます。  施行日につきましては、平成二十四年三月二十六日でございます。  参考でございますが、条例の新旧対照表等を記載してございます。記載のとおりとなっております。  ご説明は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 ただいまの説明に対しましてご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 次に、②世田谷区保育の実施等に関する条例の一部を改正する条例について、理事者の説明を願います。 ◎工藤 保育課長 それでは、世田谷区保育の実施等に関する条例の一部改正につきましてご説明させていただきます。  二点ございまして、まず初めに一点目ですが、いわゆる子ども手当導入の際の仕組みづくりの一環としまして、平成二十二年度の税制改正により、平成二十三年一月から年少扶養控除特定扶養親族に対する扶養控除の上乗せ分が廃止されました。この結果、平成二十四年七月からの保育料の額が影響を受けてしまう現象が生じますことから、本年七月、国から扶養控除廃止の影響をできるだけ遮断するよう各自治体に通知がございましたので、これを踏まえまして、今回の税制改正の影響が出ないように保育料算定するよう条例を改正するものでございます。  これにつきましては、今後の税制改正子ども子育て新システムの検討、さらには行政経営改革計画取り組みなどによりまして再度見直しが必要となることが予想されますことから、当面の対応といたします。  なお、条例施行日は、来年四月一日、実施日は七月一日からを予定しております。  二点目でございます。保育料算定の基本となります年齢区分につきまして、これまで学校や保育園の学年やクラスの考え方が三月三十一日時点での年齢としていたものに対し、保育園の保育料計算だけは、各自治体とも条例等の規定により四月一日時点での年齢で算定しておりました。また、年度の途中入園者につきましても、いわゆる実際の学年よりも一学年上の年齢で計算しておりました。こうしたことから、全国的に学校教育法年齢区分同様、三月三十一日以前での年齢で保育料を計算するよう、こちらにつきましても国から全国自治体に通知がございましたので、その旨、条例を改正するものでございます。  条例施行日、実施日とも四月一日を予定しております。  いずれも今後区民周知などを経て実施する予定となっております。  なお、適正な保育料負担についての議論は、先ほどお話ししたとおりの状況でございます。 ○高橋昭彦 委員長 ただいまの説明に対しましてご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆村田義則 委員 これは金額でいうとどのくらいになるんですか。 ◎工藤 保育課長 本件は二点ございまして、一点目につきましては影響が出ないようにするということでございますので、基本的には金額の差異が生じないものでございます。  二点目の基準日の違いにつきましては、本件により保育料が値上がりするといった現象ではなく、本来の保育料よりも低く算定していたものを本来の保育料に改めるといったようなことでございまして、値上がりではなく、値下がりしないといったような、すなわち保育料が年齢区分ごとに上の年齢に達するごとに保育料が下がるといったような制度になっていますことから、下がらないという形での影響を受けることがございます。 ◆村田義則 委員 二はわかりました。  一は、控除の廃止を受けて、つまりその分保育料が上がるわけですよね。それをなくすということですよね。その分の金額は区が出すんですか。要するに影響額全体はどうなっているかということを伺いたいんです。 ◎工藤 保育課長 基本的には控除が税制上はなくなっているわけですけれども、あるかのごとく算出し、それをもって保育料とするといったようなことでございますので、従前と変わりがないという形をとらせていただくものでございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 次に行きます。諮問、人権擁護委員候補者推薦の諮問について、理事者の説明を願います。 ◎田中 計画調整課長 それでは、人権擁護委員候補者推薦の諮問についてご説明いたします。  人権擁護委員は二十名いらっしゃいますが、そのうち二名が平成二十四年三月三十一日をもって任期満了となり、また、一名が健康上の理由によりまして平成二十四年三月三十一日をもって退任したいという申し出がございましたために、平成二十三年第四回区議会定例会において、以下のとおり後任候補者の推薦を諮問するものでございます。  推薦候補者及び推薦団体でございますが、退任、任期満了となる方の所属する団体にそれぞれ推薦を依頼いたしまして、候補者三名を資料に記載のとおり出していただいてございます。  2、人権擁護委員制度の概要でございますけれども、人権擁護委員は区長から推薦を受けた候補者の中から法務大臣が委嘱するとされておりまして、その下の囲みの下から二行目にございますように、区長が推薦するに当たっては、市町村の議会の意見を聞くというふうに人権擁護委員法に定められているものでございます。  (2)委員の任命についてですが、新任の委員候補者については六十五歳以下、裏面に行っていただきまして、再任については七十五歳未満という規定がございます。  その他委員の給与、任期、委員の職務等については、資料に記載のとおりでございます。  3、人権擁護委員活動状況でございますが、世田谷区においては、人権擁護相談業務その他資料に記載のような活動をしていただいております。また、東京法務局においても記載のとおりの活動をしていただいているところでございます。  資料の二枚目に人権擁護委員候補者の略歴、三枚目に人権擁護委員の選任の手続の流れ図、最後に現在の人権擁護委員の名簿を添付しております。  ご説明は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 ただいまの説明に対しご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆大庭正明 委員 事実確認なんですけれども、市町村の議会の意見を聞いてというところが第六条に書かれているわけですよね。世田谷区としては議会に対して諮問を出して、議会で多数決をとるという形のものをとっているということでよろしいですよね。つまり意見を聞くということは、議会に対して多数決の諮問議案にしているという理解でよろしいですよね。 ◎田中 計画調整課長 そのとおりでございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 では、次に参ります。(2)世田谷区ユニバーサルデザイン推進計画(後期)素案について、理事者の説明を願います。 ◎田中 計画調整課長 それでは、世田谷区ユニバーサルデザイン推進計画(後期)素案についてご報告いたします。  なお、本件は都市整備常任委員会とのあわせ報告でございます。  1の主旨でございますが、区では、世田谷区ユニバーサルデザイン推進条例に基づき、平成二十一年三月に平成二十一年から二十六年度を計画期間といたします世田谷区ユニバーサルデザイン推進計画を策定いたしまして推進してきたところでございます。本計画は、一層の事業推進を図るため三年ごとに見直すこととしており、このたび後期計画、平成二十四年から二十六年度で取り組む施策・事業の検証を行い、素案として取りまとめたのでご報告するものでございます。  2、推進計画(後期)策定の考え方でございます。推進計画(後期)は、世田谷区実施計画や他の分野別施策推進状況等と整合を図り、次のような考え方で策定をしております。
     (1)計画期間は、平成二十四年度から二十六年度までの三カ年とする。なお、平成二十六年度を初年度とする新たな基本構想及び基本計画が策定されることに伴い、平成二十六年度の年次別計画について調整が必要となった場合には今後見直しを行います。  (2)推進計画の二つの目標と六つの基本方針を踏まえて事業の発展、充実を図る。  (3)ユニバーサルデザイン推進事業スパイラルアップ、これは点検、評価、改善を繰り返すというような仕組みでございますが、これの取り組み成果を反映する。  (4)社会環境の変化や平成二十二年度に実施した政策点検方針に基づく各事業の取り組み状況等を踏まえ、施策・事業の年次別計画を見直すということでございます。  内容でございますが、冊子を添付しておりますが、A3の概要をまとめてございますので、そちらをごらんください。左側、推進計画(後期)の策定趣旨というところでございます。策定の趣旨、考え方については今ご説明したとおりでございますが、下から六行目のところで、そうした考え方を踏まえて、「施策・事業と主な取組み内容、方法等について検討、見直しを行う。さらに、世田谷区民意識調査の結果や東日本大震災を始めとする社会環境の変化に対応し、『防災』、『利用者の声』、『施策事業の効率化と質の向上』等を踏まえて、平成二十四年度から二十六年度までを計画期間とする『後期推進計画』を策定する」ものでございます。  2、計画の期間は、記載のとおりでございます。  3、計画の目標と基本方針でございますが、目標の二つとそれから六つの基本方針については、前期計画と同様で記載のとおりでございます。  右側に施策・事業等と主な取り組み内容等がまとめて書いてございます。  今回の見直しによりまして、前期計画では三十四あった施策・事業等を基本的には継続しつつ、幾つかの事業で従前の項目を一部統合するということを行っております。また、新規事業が二つございまして、(新)と書いてございますが、9、図書館サイン整備の推進というのと26、災害用マンホールトイレ整備推進という二項目が新たな事業ということでございます。  新しく加えた事業について簡単にご説明いたしますが、9の図書館サイン整備の推進は、だれもが使いやすく親しみやすい図書館の整備を進めるというねらいで、世田谷区立図書館ビジョンに基づき、ユニバーサルデザインを取り入れたサイン整備を進めるという内容で、全館共通サインや利用者の動線を踏まえた整備を進めるというものでございます。  次に、26、災害用マンホールトイレ整備推進でございます。災害時に懸念されるトイレ対策として災害用マンホールトイレの整備を進めるもので、災害時の避難所となる学校の改築、改修等にあわせ、車いすでも使用可能な大型テントが設置できるマンホールトイレを整備するという内容でございます。  その他の施策・事業については前期計画から基本的に引き継いでいるものでございますので説明は割愛させていただきますが、ユニバーサルデザインフォーラムを初めとした地域との交流、利用者の声の反映機会の充実や防災面から災害時の情報伝達の仕組みにツイッターを加える工夫など、全般的な見直しを行っているものでございます。  A3資料の裏面をごらんください。施策の進行管理を行う体制でございます。各事業担当課が連携いたしまして、継続的にハード、ソフト面ユニバーサルデザインを推進するため、全庁的な推進体制の活用を継続いたします。右側の図をごらんいただけますでしょうか。ユニバーサルデザイン取り組みの特徴でありますスパイラルアップの概念図でございまして、これは事業の点検、評価、改善を毎年行い、事業のレベルアップを図っていく取り組みでございます。  これまでは、図の左側のほうの事業担当課というところと事務局の間に小さなスパイラルアップという丸のようになった矢印がございますけれども、ここのところの表記のみでございましたが、今回は、全体のユニバーサルデザイン推進委員会環境整備審議会、区民の意見も取り入れました全体の取り組みスパイラルアップを図るということで、大きな輪の矢印を入れるという修正を行ったところでございます。  それでは、恐れ入ります、A4の一枚目の紙にお戻りいただきたいと思います。4、今後の予定というところでございます。本日、十一月十五日から十二月五日までの三週間、区民意見募集を行います。それを受けまして、年が明けた二十四年二月に推進計画後期案常任委員会報告を行わせていただきまして、三月に決定することを目指しているものでございます。  なお、本年六月十七日に本委員会において本計画の見直しについてご報告をいたしました際に、施設のユニバーサルデザインによる整備の推進等について、計画の報告はあるんだけれども、どのように進めたかという報告がないため、何がどうなっているのかわからないというようなご指摘があったかと思います。今回の後期計画の案の中では、それぞれの基本方針ごと前期推進計画の主な取り組みを整理してございます。  例えば、冊子の八ページをごらんいただきますと、公共施設の整備というところがございまして、前期、平成二十一年から二十二年度については六十一施設について改修を行ったというような記載がされております。また、本計画の推進に当たりましては、先ほどA3の資料の裏でご説明いたしましたスパイラルアップの仕組みというのがございまして、点検、評価、改善を行って毎年報告書を作成しております。この報告書については、本年八月五日に各議員へポスト投函により情報提供させていただいたということでございますので、後ほどご確認いただければと思います。  ご報告は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 ただいまの説明に対しましてご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆中塚さちよ 委員 新しく事業が加わったものもあって、全部で三十一件になっていますけれども、前は三十四個だったということは減った項目があるのかと思うんですが、なくなったものとか、その理由について教えてください。 ◎田中 計画調整課長 先ほど一部整理統合したものがあるというふうに申し上げましたが、完全に消えたという意味ではなくて、比較的似通った項目についてまとめたということでございます。例えば、新しい計画の2のユニバーサルデザインフォーラムとございますが、これが前期の計画ではユニバーサルデザインリーダー育成ユニバーサルデザイン活動団体等の育成・支援、「ユニバーサルデザインフォーラム」設置運営と三つの事業に細分化されておりましたけれども、趣旨が似通っているということでユニバーサルデザインフォーラムとまとめてございます。  また同様に、6のユニバーサルデザイン点検・評価・改善というところでは、前期ではユニバーサルデザイン点検・評価・改善制度というのとユニバーサルデザインアドバイザー制度に分かれていたものを統合してございます。  もう一つ、23、規模や特性に応じた公園緑地等の整備というところは、規模や特性に応じた公園整備区民参加による公園整備の推進、だれでもふれあえる水辺の整備という三つの前期の計画をここにまとめて表現をしておりますが、いずれも趣旨等は十分に踏まえた上で継続するということでございます。 ◆大庭正明 委員 ユニバーサルデザイン推進計画と書いてあるんだけれども、ユニバーサルデザインって何という基本的なね。つまり何が言いたいかというと、書いてあるのが、ユニバーサルデザインによる何々をしました、ユニバーサルデザインの何とか何とかの何とかでしましたと、全部ユニバーサルデザインしましたみたいな書き方が書いてあるのね。そうすると、それはもうちょっと深いというか、もっと詳しいというか、ユニバーサルデザインというのもいろんな角度やいろんな見方やいろんなやり方、手法もあるわけですよね。それを一緒くたにユニバーサルデザインでやりました、やりました、だからユニバーサル推進条例をやっていますという言い方というのも、説明としてはちょっと具体性を欠くのではないのと。  ここはユニバーサルデザインとしてこういう形のこれを直して、これをこういうふうに改善しましたという具体的な改善のものを提示しないと、全部ユニバーサルデザインという単語を抜いてしまうと何の報告書かわからないというような感じもするんだけれども、その辺の工夫というか、説明もユニバーサルデザインにしてもらわなくては困るわけ。要するに物だけではなくて、ユニバーサルデザインというのは説明も含めてユニバーサルデザインという意味もあるわけだから、だれしもが、どんな人もがわかるような説明の仕方も含めて、これはユニバーサルデザインという言葉に全部根拠して具体的な説明を省いているような形がするのでどうかなというのが一点。  それから、共管の要するに福祉保健常任委員会都市整備常任委員会でやっているんだけれども、本来だったら統合してやるべきだと思うんだけれども、統合できていないとすれば、一体福祉保健常任委員会都市整備常任委員会がどういうふうにかかわっているのかのかかわり方。共管事業だとすると、そのかかわり方についてもちょっと説明が足りないのではないかなと。例えば、図書館の今新しい部分でサインのことが出た。図書館というと、所管としては一つは教育委員会かなとも思いますよね。それに対してどういう形で福祉保健常任委員会の形からかんでいるのか、都市整備常任委員会はどういう形からかんでいるのか、または教育委員会とはどういうことになっているのかというような関係性が見えづらいというか、どこが中心になって、どの視点でやっているのかというのがちょっとわからない。  もうちょっと言うと、ハードの面からやっているのか、利用勝手のソフト面から、つまり福祉の観点からやっているのか、そういう部分についての仕分けというか、区分けまで書いてないと関係性がわからないのではないかなというふうに。つまり、どこが主体になっているのかよくわからないという感じがするんだけれども、相変わらずわからないで申しわけないんだけれども、その辺はちょっと工夫が要るんじゃないの。これはどこが主体でやっているのかがよく見えないんだよね。福祉保健常任委員会が主体でやっているの、都市整備常任委員会が主体でやっているの。一緒かもしれないけれども、それはどういうかかわり方でやっているのかというのが見えないという感じがするので、その辺をもうちょっと工夫してもらわないと、報告として突っ込みようがないということです。 ◎田中 計画調整課長 ユニバーサルデザインという言葉は確かに多様されておりますが、冊子の報告書の二ページのところで、ユニバーサルデザインという言葉はどういう意味かというような説明をしておりまして、年齢、性別、国籍、能力等にかかわらず、できるだけ多くの人が利用しやすい生活環境に関する考え方ですということで、ハード、ソフトを含めて、バリアフリーの取り組みからさらに進めて、あらかじめ多様なニーズを想像してバリアを最初からつくらないとか、どこでも、だれでも、自由に使いやすくというユニバーサルデザインに基づいてさまざまな施策に取り組んでいきますと書いてございまして、ですので、ハードかソフトかというような区分けをしているものではございませんし、所管課についても、先ほど教育の例が出ましたように、庁内の非常に多様な所管にわたっているということでございます。ただ、ご説明として、もう少しユニバーサルデザインでというところをかみ砕く必要はあるかなとも思います。  都市整備常任委員会福祉保健常任委員会の役割分担ということですけれども、今申し上げましたように所管課としては多岐にわたってございますので、どこのみが推進するということはありません。条例の主管課は都市整備常任委員会のほうになってございます。ただ、もともとが福祉のいえ・まち推進条例から発生したということもございまして、福祉保健常任委員会のほうでも都市整備常任委員会と共同の事務局という形で全体の推進体制を担っているということになってございますので、この二つの委員会で報告をさせていただいているということでございます。 ◆植田靖子 委員 公園とか公共施設のトイレのことなんですけれども、車いすでも使えるようにとなっているんですけれども、目の不自由な方とかが使いやすいようにということは配慮されているのでしょうか。その配慮がなくて使いづらいという声を私は聞いたことがあるのでその辺ですとか、交通量が多いようなスクランブル交差点があるようなところの音での信号、音響式の信号についてはここのどこかに入っているのでしょうか。ないような気がしたんですけれども。 ◎田中 計画調整課長 トイレについては、先ほど申し上げましたけれども、バリアフリーから一歩進めてということでございますので、概念としては、当然単に段差とかそういうことではなくて、含まれているというふうに考えております。  あと信号とか具体のことについては、例えばユニバーサルデザインのまちづくりというところで、バス利用環境施設の整備促進であるとか公共交通施設のユニバーサルデザインによる整備の推進、安全な歩道づくりということが書かれてございますので、この辺に含まれるというふうに考えてございます。 ◆植田靖子 委員 含まれているということで解釈してよろしいわけですね。 ◎田中 計画調整課長 はい。 ◆植田靖子 委員 わかりました。では、よろしくお願いします。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 次に参ります。(3)梅ヶ丘病院跡地の解体工事の予定等について、理事者の説明を願います。 ◎金澤 梅ヶ丘整備担当課長 梅ヶ丘病院跡地の解体工事の予定等についてご報告を申し上げます。  報告は二点です。東京都の跡地施設の解体工事の予定、民間事業意向調査の参加意向表明の状況の二点です。  まず資料をごらんいただきたいのですが、東京都の解体工事の予定についてご説明いたします。東京都は、跡地の土壌調査を本年三月に実施いたしまして、調査項目すべてに問題がなかったことから、六月に調査結果の住民説明会を実施し、予定どおり解体工事を実施することとしております。当初の予定では、十一月に着工し、住民説明会を十月の予定と聞いておりましたが、五月の委員会においてもそのようにご説明を申し上げたところです。その後、東京都のほうで事務手続上のおくれがありまして、資料記載のとおり十一月に事業者が決定する関係で十二月に工事説明会、来年一月に着工する予定と聞いております。  当区の対応ですが、地元からのご要望も多くあるということ、それから、地元の方々が不安を持たれることなく安心して工事を見守っていただきたいと思いますので、引き続き地元への十分な対応を東京都へ申し入れるとともに、しっかりとした対応をしていただくように確認をしてまいります。  次に、跡地利用に関する民間事業意向調査の参加表明状況について説明いたします。現在、跡地取得の可否判断のために調整プランを策定しようとしております。このプランの取りまとめに当たり実施している民間事業者の跡地利用の意向調査について九月に説明会を実施いたしまして、調査への参加を募りました。なお、この調整プランの策定、調査の実施については、九月の当委員会でご報告したところでございます。  裏面をごらんいただきたいのですが、参加を表明していただいた団体は合計で二十六でした。団体の種別は記載のとおりです。  今後の予定ですが、十一月末までに調査に回答していただき、それをまとめた概要を十二月の当委員会でご報告申し上げた上で公表しようと考えております。調整プランについては、予定のところに書いてございますが、この調査結果も踏まえて今年度は素案を作成いたします。素案については議会にご報告しご議論いただくとともに区民のご意見等も伺っていく予定にしております。  報告は以上です。 ○高橋昭彦 委員長 ただいまの説明に対しましてご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆羽田圭二 委員 土壌調査の対象項目というのがわかったら教えてもらえますか。 ◎金澤 梅ヶ丘整備担当課長 環境確保条例等に基づいて、委員がお話しいただいたように土壌調査を行ってございますが、二十二項目ございまして、有害物質として大きく分けますと、揮発性有機化合物、重金属、それから農薬等といったものでございまして、それには土壌ガスの調査、土壌調査で問題がなかったということで確認をしたところです。この件については、詳細は東京都のホームページのほうに調査結果、項目等について出ておりますので、区民の方々がごらんをいただけるような形になっております。 ◆羽田圭二 委員 今問題になっている放射線とかその辺はどうですか。 ◎金澤 梅ヶ丘整備担当課長 実施をしたのが三月の上旬でございまして、まだ大震災発生の前でございました。特に放射線の問題が発生しておらなかったところでございまして、そういう意味も含めて調査はしておりません。ただ、跡地周辺において、今、放射線のことが大変区民の方々にも気を配らなければいけない問題になっているというところでございまして、東京都、区の放射線の測定については、委員の皆さんもご案内のとおり、本年六月から七月に六カ所、羽根木公園等々を含めて実施をした、それから十月から十一月にも梅丘北公園で一カ所行いまして、全体で七カ所実施しておるということで、跡地の周辺について、安全性に問題がないレベルであって、跡地についても安全のレベルが確保されているのではないかという認識に立っておりますが、地域的に安全が確保されたとしても、区民の方々の安心という観点も必要ではないかと考えておりまして、東京都に対して、解体工事という動きが出ますので、放射線の調査をしていただけないかということを申し入れをしておりまして、東京都のほうでも検討していただいているというような状況でございます。 ◆羽田圭二 委員 この土地が必ずしもそういう土地だったかどうかというのは別ですけれども、今まで予想していなかったところに発覚をするということも起きていますから、その点はぜひ徹底していただきたいと思います。 ◎金澤 梅ヶ丘整備担当課長 今のご意見等も含めて、東京都のほうにはしっかり申し入れをさせていただきたいと思います。 ◆村田義則 委員 意向調査の参加表明の状況についてのグループ数が出ていますが、これは個々のグループというか個人の名前とかというのは明らかにできるんですか。たくさんあるから今でなくていいですが、できるのでしたら資料としていただければと思うんですが。 ◎金澤 梅ヶ丘整備担当課長 現在、参加表明をされているところは最終的に調査を出されるかどうかというところがまた未確定で、表明をしていただいているというのは、こちらから資料を差し上げたりといった事務手続もありまして把握をしているところでございまして、この中から何団体の方が十一月末までに調査を出されるかという形になってくると思います。そういう意味で、まだ確定をしておりませんので、委員もおっしゃっていただきましたが、現段階で名前を公表するのはしないよという形にさせていただいております。ただ、今後、調査がまとまってきた段階で、どこの団体がどのような回答をされたかといったところについて、内容については企業秘密の部分もありますので概要という形になろうかと思いますが、先ほど申し上げたとおり大まかなところは当委員会に報告した上で公表させていただきたいと考えております。ただ、その中で、意向調査という形でお願いをしている部分もありますので、参加をしていただいているグループ、団体の方のご意見等もお伺いしながらという形にさせていただきたいとは思っております。 ◆村田義則 委員 参加表明をした団体というわけではないの。参加表明者と書いてあるし。 ◎金澤 梅ヶ丘整備担当課長 説明が不足で申しわけありませんでした。現在ここに出している数は、調査に参加をしても構わないという形でおっしゃっていただいた数でございまして、この中から実際に回答を出してくださる団体は、十一月末までにこの中から絞られてくると思います。 ◆石川征男 委員 今のことなんですけれども、基本構想の内容を調査ということなんですけれども、世田谷区ではこういうふうな方向でこういうふうに何階建てで、こうやって各事業部門をやっていきたいということはまだ公表していないですよね。 ◎霜村 梅ヶ丘整備担当部長 基本構想という中で、こういう施設をつくりたいという概要といいますか、構想レベルの大まかな方針は公表させていただいています。今年度は実際に進出が考えられるような企業や事業者の意向も踏まえながら、それを具体的な計画にして可否判断に持っていこうという作業の途中ですので、今、議会も含めオープンにしているのは、基本構想という大枠の方針レベルのものとご理解いただければと思います。 ◆大庭正明 委員 関連だけれども、要するに意向調査というのは、世田谷区のほうでここの跡地を世田谷区はどういうふうに利用するかという基本的なことはあるんだけれども、民間事業者の進出というか、民間事業者がやることについてというのは余り確定していないよね。要するに、例えば一〇%ぐらいの土地を利用したいとか、二〇%ぐらいの利用をしたいとか、いや、五〇%の土地も含めて、全体でかみたいと。  公共も含めて一〇〇%民間のいろいろ資本の出し方とかやり方とかというプランがありますよということだから、この意向調査に応じた人というのは考え方がばらばらでしょう。要するに、小さい利用の仕方から大きい利用の仕方から事業者が勝手に考えて、区がやる公共施設の部分を含めて全部うちでやりますよということも含めて、いや、それはできませんよと、限られた土地だけにうちのお店というか、そういうのは進出しますよとか。ほとんど意向の内容というのはばらばらだよね。そうでしょう。その確認をちょっとしないと。だって、こういう企画でやりますよというものは区は発表していないはずだから、そこのところを確認させてください。 ○高橋昭彦 委員長 意向調査ということ自体が何かということがまだばらばらかもしれないですね。それも含めて。 ◆大庭正明 委員 ちょっと誤解が進んでいるような話だけれども、違うんです。 ◎霜村 梅ヶ丘整備担当部長 今、副委員長のお話のとおりでございます。今回の意向調査も縛りをかけずに自由な発想の中で、御法人であればどんなことが考えられますかということを自由な形で伺っている段階でございます。 ◆石川征男 委員 そういうふうになってくると、世田谷区の意向というのは、民間業者の意向によって大分変わってくるような気もしますけれどもね。 ◎霜村 梅ヶ丘整備担当部長 基本構想で方向性として示されたものはしっかりとつくってまいりますが、そのやり方であるとか事業期間、具体的な施設の規模は相当な振れ幅を持って検討を進めている最中でございます。いろいろ変わってくるものだというふうに理解しております。 ○高橋昭彦 委員長 意向調査ということはどういうことかということを。 ◎霜村 梅ヶ丘整備担当部長 もう一度繰り返しになりますが、昨年度ご報告させていただいた基本構想の中で、四つの保健福祉の拠点ということで基本的な機能、こうあるべきだという考え方は整理をさせていただきましたが、その中にも、先ほど副委員長からのご発言もあったとおり、民間事業者にゆだねる部分というものも相当ありましたし、それから、今お答えしたことの重複になりますが、整備手法であったりとか、事業期間のことについてもさまざまな民間活用が考えられるということが大きな宿題になっておったわけです。  当然意向調査をする前には、区内部でも専門のコンサルタントなどの助言を仰ぎながら、例えばPFI手法がとれるのではないかといったような調査研究は進めてまいりましたが、今後、これを具体的なプランとして実現に向けて確定させていくためには、ある意味、言葉が適切かどうかわかりませんが、市場調査的な民間事業意向調査というのがやはりなくてはならないステップとして必要になってきたということを踏まえまして、委員会にもご報告の上、こうした調査を今進めているというところでございます。  先ほどのどんな事業者がどんな回答をしてきたかということも含めまして、まずは来月の議会にご報告をさせていただきます。そうしたことを踏まえてご議論いただきながら、区として望ましいプランというものをつくってまいりまして、まずは素案という形で今年度中にお示しをし、その先にさまざまなさらに議論を重ねていって成案に持っていきたいということで今作業を進めておりますので、ちょっと具体性が足りなくてわかりにくいかもしれませんが、いましばらくお時間をいただいて、ぜひいいものにしたいと思いますので、ご理解を賜りたいと思います。 ◆石川征男 委員 そうすると、アウトラインのできたところを私はもらったのかもわかりませんけれども、その資料をもう一度ください。 ◆植田靖子 委員 済みません、確認なんですけれども、参加表明書の受け付けが九月八日から三十日までになっていて、説明会が九月十四日にあって、参加表明書というのをもらった人数ではなくて、調査回答締め切りが十一月末日になっているので、この上の参加表明団体の二十六というのは、調査回答を寄せた団体という理解でいいんですか。九月の末日までにとりに来たのはもっとたくさん来たということですか。 ◎金澤 梅ヶ丘整備担当課長 九月十四日の説明会のときにおいでになった団体、グループは三十五ありました。そのうち、この期間の中に調査に協力してくださるといったのが今資料でご説明した二十六のグループです。それは協力してくださるとおっしゃっているんですが、具体的に十一月末に調査書を出してくださるかというのはまだわかっておりませんが、二十六の中から出てくるというような形です。 ◆植田靖子 委員 では、調査回答書というのがまだ寄せられたところはないということですか。 ◎金澤 梅ヶ丘整備担当課長 そのとおりで、十一月末に出てくる予定になっています。 ◆村田義則 委員 私は、このやり方は相当疑問を持っているんです。つまり、二子のデジタルコンテンツの公募の経過を見たときに、結局あれは五者が公募に応じているんですね。今の話からもっと先の段階だと思うんですが、経過全体を今から言っておきますけれども。結局、それぞれの団体がどういう提案をしたかわからないということですよね。それから、区のほうが基準をつくって選んでいますよね。その基準だって、もとをただせば、議会でも言いましたけれども、経済産業省のもともとのシナリオに沿って、つまり選ばれた団体がもともとシナリオをつくっていたわけで、そのつくったシナリオを区がそのまま公募の基準にしてやっているわけですからね。  実際問題として財務状況なんかも全くわからないわけですよね。DCInの財務状況はどうですかといったって、団体側ですからと教えてくれないわけです。つまり、選ばれた団体がどういう基準で選ばれたかというのは、いまだもって全然公開されないわけです。なぜDCInが選ばれたのかもわからない。例えば今回のこれも、今聞いていると、結局、どういうシナリオがあるかわからない。話を聞いているだけだと、結局区が全部主体的に選んでやっていって、選ぶようなことを言っていますけれども、現実にそうなっているかなんて全然わからないわけですよ。  今聞いても、どういう団体かということも明らかにもできないと、今後の問題も明らかにならないと。これについては、もう少しこのやり方については全面的に見直しをかけていただきたいと思っておりまして、それは今ここで意見だけ表明しておきますけれども、いずれまたやります。 ◆高久則男 委員 ちょっとわからないんですけれども、これは九月十四日に説明会を開催して、そのときに調査に応じてくれて提出してくれるという人が二十六者ということでよろしいんでしょうか。 ◎金澤 梅ヶ丘整備担当課長 そのとおりです。 ◆高久則男 委員 この二十六者は大体イメージがつくんですけれども、例えば社会福祉法人でしたら介護とかそういった関係の法人であって、医療法人は例えば老健の人というふうに大体イメージがつくと思うんですけれども、株式会社というのは、多分説明会に来られた方というのは、株式会社丸々ということは多分今はできないと思うんですけれども、業種であれば不動産屋さんであるとか、設計屋さんであるとか、コンサルタントとか、そういう縛りは今お答えできるんですか。 ◎金澤 梅ヶ丘整備担当課長 株式会社につきましては、今委員がおっしゃっていただいたようなディベロッパーの関係ですとか不動産の関係ですとか、それから商社の関係といったところがお聞きになられて、参加してくださるという形なんですが、ただ、基本構想を踏まえた上で、どのような形で具体的な提案ができるかといったようなことを一つの前提としながら説明をさせていただいて、それを理解した上で調査に対しては参加をしてくださるという形になりますので、全くもっていわゆる一般的な開発行為といったような形の提案ではないということは考えておりますし、相手方も理解をしているところだと考えています。 ◆高久則男 委員 大体わかりました。ということは、調査といっても、株式会社では相当な資料をそろえて提出してくるというイメージを私は持っているんですけれども。 ◎金澤 梅ヶ丘整備担当課長 現在行っています意向調査については、先ほど部長からも申し上げたとおり、区が取得して事業化をするかどうかという判断をするためのまず材料をつくるということでございまして、これそのものがプロポーザルをしてそのまま事業化されるというものではなくて、区が議会のご議論も踏まえた上で、判断をするための材料をまずそろえようということでやっているものです。ですので、詳細なというよりは、むしろどんなアイデアがあるか、それが具体現実性があるのかどうかといったようなところは見させていただいて、こちらでも検証していかなければなりませんが、そういったような形で、余り具体的なものは出てこなくて、ある意味、現実可能なアイデアという形で出てくると思います。それを事業化の可否判断の材料にさせていただいた上で、可となった場合、きちんと区としての事業計画というものを立て、それでプロポーザルを行って事業化を進めていくといったような段取りが考えられるという想定のもとで進めております。 ◆大庭正明 委員 議論の中で計画だけが独立してあるような形で進むと僕はちょっと困ると思うので、あくまでもこれは、基本計画で述べられているように、世田谷区がこの土地をまず取得できるかどうか、土地を取得するには、基本計画の中でも百四十億円前後のお金を東京都に払わないとこの土地は買えないと。この問題は、民間に意向調査をしているということは財源問題とリンクしているんだよね。  結局、財源問題のファイナンスとか資金調達は、民間の知恵も含めて世田谷区と組んでうまく百四十億円という土地を買えるというところまでいけるかどうかというところが事業計画と裏表の関係になっていて、事業計画の見通しが立たなければ当然この百四十億円前後の土地は世田谷区として買える計画が立たないわけですよね。そのことをちゃんと言ってくれないと、土地はもう取得みたいな形で、ただ計画が進行しているような形で伝わるというのはちょっと僕はおかしいと思うので、その辺のことは確認しておきたいんですけれども、やっぱり土地の手当てという問題は最大の問題になっているということをちゃんと言ってくださいよ。 ◎霜村 梅ヶ丘整備担当部長 先ほども今後のプロセスをご説明する際にちょっと触れましたけれども、本会議でもご答弁させていただいているとおり、この事業がいけるかいけないかという可否判断をしていくというのが大きな今のテーマでございます。ということは、今副委員長がおっしゃられたとおりということで、事業としてできる、できないということを判断していくための準備作業ということでご理解をいただきたいと思います。 ◆村田義則 委員 だから、大庭さんが言われたのは、例えば我々の今の考えだと、土地代をすべて区が持って、その上にそれぞれやってもらいますよというイメージしか持っていないかと思うんだけれども、私はそうは思ってないんです。つまり、その土地を丸々右から左へやっちゃって事業をやってもらう。だから、百四十億円何も区は出さなくてもいいですよということも含めてあり得るわけですよ。あたかも世田谷区が取得して事業をやるかのようにあるけれども、それは全く錯覚で、そうではない可能性も十分ありますから、だから私は、ちゃんとした情報を一つ一つ提供しながらやっていただかないとどうなるかわかりませんよと思っているわけ。  もう一度さっきの話で、今言えることだけ言っておきたいと思うんですが、例えばデジタルコンテンツは、さっき言ったように公募は五者あったんですが、そのうちの一者は名前もいまだわからないわけですね。なぜわからないかというと、公募したときに、あなたの名前を公表しますよということを最初から相手に言わなかったから、後になってからいいですかと言ったら嫌ですと言われて、だから、公募した会社だって全部わからないんです。これだって、私は最初から、例えば意向調査の段階から、あなたが表明したよということをちゃんと公表しますよ、いいですかと言えばそれは十分できるわけですよね。中身だって、今言ったようにそんなに細かいことではないのだったら中身の一定部分についても公表して、議会や区民の皆さんの意見も聞いて、やりたいからどうですかと言えば、それはそれでいいわけですよ。今からそういうことはやれませんか。 ◎霜村 梅ヶ丘整備担当部長 公募に当たりましては、意向調査に応募していただいた場合には、代表法人名、それから提案の概要を公表するということを要項上にはっきりうたいまして、その条件のもとに応募をいただくという手続で進めておりますので、今のご心配は当たらないかと考えております。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 (4)都営成城八丁目団地建替え跡地における特別養護老人ホーム等の整備について、理事者の説明を願います。 ◎伊藤 高齢福祉課長 それでは、都営成城八丁目団地建替え跡地における特別養護老人ホーム等の整備についてご報告をいたします。  1の趣旨でございますが、このたび東京都において、都営成城八丁目団地建てかえに伴い創出される空き用地を活用した特別養護老人ホーム等の整備、運営事業者を下記のとおり決定したのでご報告するものでございます。  2の選定事業者ですが、法人名は社会福祉法人緑風会でございます。代表者、所在地につきましては記載のとおりでございます。なお、こちらの法人につきましては、昭和五十九年に設立され、徳島県を中心に徳島県と大阪府で特養ホーム、また高知県でグループホームなども運営している事業者でございます。  選定経過ですが、本年六月に東京都において事業者募集を開始いたしまして、都から区へ応募者についての意見を求められたことに基づきまして区のほうで審査を行い、十月に区から東京都へ応募者の審査結果について意見書を提出いたしまして、東京都において借り受け者を決定しプレス発表を行ったものでございます。  4の整備概要でございますが、(1)の整備予定地は記載のとおりでございます。建物の規模は、鉄筋コンクリートづくり地上四階建て地下一階建ての予定でございます。建築面積等につきましては記載のとおりでございます。整備内容ですが、特別養護老人ホーム、ユニット型、定員百人、ショートステイ、ユニット型、定員二十人、都市型軽費老人ホーム、定員十人、防災拠点型地域交流スペースを整備する予定でございます。  裏面をごらんください。整備手法ですが、こちらは事業者が都有地を借り受け、みずから施設を整備、運営するものでございます。  整備費補助見込み額等については記載のとおりでございます。  なお、スケジュールでございますが、十二月三日に都と区と事業者の合同住民説明会を開催する予定でございます。工事等についての着工の予定が二十五年二月、二十六年四月には開設の予定でございます。  ご説明は以上でございます。
    高橋昭彦 委員長 ただいまの説明に対しましてご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 次に、(5)区内地域密着型サービス事業所の指定について、理事者の説明を願います。 ◎吉岡 介護保険課長 区内の地域密着型サービス事業所として、次の二事業所について指定いたしましたのでご報告いたします。  グループホームと小規模多機能型居宅介護事業所で、どちらも所在地は世田谷区池尻二の三の四十五でございます。裏面に地図を掲載しております。また、地域密着型サービスではございませんが、一般通所介護、デイサービスも併設され、優っくり村と総称されております。それでは、事業所名称は優っくりグループホーム池尻、詳細は記載のとおりでございます。また、小規模多機能介護池尻は、優っくり小規模多機能介護池尻という名称でございます。詳細は記載のとおりでございます。  現在のところ、グループホームにつきましては定員を満たしております。また、小規模多機能につきましては、登録者十四名、十月の実績からは、日中利用は平均七名、宿泊利用者は一日当たり平均二名と聞いております。  説明は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 ただいまの説明に対しましてご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 次に(6)仮称世田谷区立太子堂複合施設新築工事について、理事者の説明を願います。 ◎亀谷 介護予防地域支援課長 本年の第四回区議会定例会において、仮称世田谷区立太子堂複合施設の契約議案を提出いたします。それに先立ち、建物の概要等の説明を本委員会でさせていただきます。資料には案内図、平面図及び立面図をおつけしております。  この件に関しましては、平成二十二年二月九日に基本設計案を策定した時点で当委員会で報告を行っておりますが、財政難により工事の着工を一年間繰り下げ、二十三年度に実施することとしたものです。したがって図面等の変更はございません。また、区民生活常任委員会とのあわせ報告となっております。  1の主旨でございますが、太子堂出張所、三軒茶屋区民集会所、太子堂あんしんすこやかセンター、わんぱくクラブ三軒茶屋の四施設を仮称世田谷区立太子堂複合施設として整備するものです。ふれあい広場に関しましては、本施設完了後に整備を予定しております。  2の工事概要でございます。建物の概要等は記載のとおりでございます。  3の施設内容も記載のとおりでございますが、二階にあります太子堂あんしんすこやかセンターは、現在、太子堂デイホームに施設を設けておりますが、そちらからの移動となります。また、四階のわんぱくクラブ三軒茶屋は、現在、太子堂区民センターで事業を行っておりますが、そこからの移動となります。  4の請負業者及び落札金額も記載のとおりでございます。  おめくりください。5の工期は記載のとおりを予定しております。  6のスケジュールに関してですが、十二月二十一日に区民の方に本体工事説明会を開催する予定と聞いております。また、あんしんすこやかセンター及びわんぱくクラブ三軒茶屋の開設は二十五年四月一日を予定しております。太子堂出張所に関しましては、繁忙期ということもあり、二十五年四月以降の閉庁日を利用して、区民の皆様にご迷惑がかからないような調整を今現在しているところです。  説明は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 ただいまの説明に対しましてご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆菅沼つとむ 委員 集会室や何かは例えば多少のコーラスをやったり、音が漏れたりしないようなことになっているの。どんな感じになっているの。 ◎亀谷 介護予防地域支援課長 委員がおっしゃいますとおり、三軒茶屋区民集会所は使用と工事が並行して行われるところでございますが、防音に関しましては事業者のほうと調整してまいりたいと思っております。防音等に十分に工事上注意するように事業者と打ち合わせをしてまいりたいと思っております。 ○高橋昭彦 委員長 中は防音になっているんですかという話なんだよね。 ◎亀谷 介護予防地域支援課長 防音に関しましては確認できておりませんので、ご報告を後でさせていただくということで。 ◆菅沼つとむ 委員 今までの建物ではなくて、これから新しい建物は各フロアで余り音が響かないような対策をしていただきたいと。その結果は後でまたご報告していただければと思います。 ◆羽田圭二 委員 図面の確認なんですけれども、配置図兼一階平面図のエレベーターというのは、左の多機能トイレの上でいいですか。多機能トイレの上がエレベーターかどうかを確認したいんです。 ◎亀谷 介護予防地域支援課長 済みません、記載が抜けてしまいました。多機能トイレの隣がエレベーターとなります。 ○高橋昭彦 委員長 小さくEVと書いてあるね。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 次へ参ります。(7)認証保育所の整備について、理事者の説明を願います。 ◎辻 子ども部副参事 開設予定の認証保育所につきましてご報告申し上げます。  区では本年度、認証保育所五カ所の整備を予定しておりまして、本年七月、来年四月一日開設予定の認証保育所の公募を行ったところ、次の事業者につきまして本区の選定委員会において適格と判断したことから、このたび東京都へ推薦を行ったものでございます。  なお、本件は、去る九月二十八日に委員の皆様のポストに資料を事前に投函し情報提供させていただいたものでございます。改めて委員会でご説明いたします。  1の設置する認証保育所の概要でございますが、(1)(仮称)わらべうた等々力保育園、(2)(仮称)グローバルキッズ用賀園、(3)(仮称)ベビールーム桜新町の三カ所でございまして、最寄り駅、所在地、経営主体は記載のとおりでございます。定員、開所時間は記載のとおりをそれぞれ予定しております。なお、(仮称)ベビールーム桜新町につきましては、九月二十八日のポスト配布の段階では、(仮称)スマイルキッズ桜新町駅前でございましたが、東京都への推薦に際し、名称を(仮称)ベビールーム桜新町に変更してございます。  2の区による審査でございますが、区では、外部委員を含めた認証保育所事業者選定委員会を設置し、一次審査として提案書類等の審査、二次審査として提案場所の実地調査、既存の保育施設の訪問調査、面接を実施いたしました。八月三十一日の第一次選定委員会では提案書類等の内容を、また、九月二十七日の第二次選定委員会では、提案書類等の内容に加え、提案場所の実地調査、既存の保育施設の訪問調査、面接の評価を総合的に審査し、記載にございます①から⑧の評価基準に基づき、適格であると判断したところでございます。また、法人の財務状況につきましては、別途公認会計士による財務診断を行っております。選定委員は記載のとおりでございます。  3に地図で所在地を示してございます。  これまでの経過と今後のスケジュールにつきましては4のとおりでございます。  なお、5のその他でございますが、本件報告のとおり三事業者を選定いたしましたが、新規開設予定数である五カ所に満たなかったため、再公募を実施いたしました。現在二事業者を選定しており、都との事前協議が整い次第、都に推薦いたしますので、次回以降の委員会の場でご報告申し上げます。  説明は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 ただいまの説明に対しましてご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆羽田圭二 委員 これは周辺に保育園があるとか、ないとかがありますよね。例えば等々力ですけれども、等々力駅周辺にも大分認証保育所があると思うんですけれども、その辺は余り考慮はしないんですか。 ◎辻 子ども部副参事 等々力にもほかの認証保育所と既存がございますが、待機児童の関係であるとか人口の関係で最寄り駅を幾つか指定いたしまして、その駅から徒歩十分圏内以内ということを条件として募集要項に載せて、今回公募したものでございます。 ◆村田義則 委員 今の必要だと区が認識して公募した駅の名前を教えてもらえますか。多ければ後で資料でいただいてもいいし。 ◎辻 子ども部副参事 申しわけございません。今手元に資料はございませんが、区内三十近くの鉄道駅のうち約半数の十五の駅について指定したと記憶しております。 ◆羽田圭二 委員 あわせて、その周辺の待機児の数というのは出るんですか。 ◎辻 子ども部副参事 保育課のホームページにおきまして情報提供させていただいてございます。駅の周辺ということではなく、各地域、各地区ごとに待機児数を載せてございます。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 (8)特定不妊治療費助成金の助成内容の変更について、理事者の説明を願います。 ◎上村 健康推進課長 資料に従いましてご説明差し上げます。  特定不妊治療費の助成を区は行っておりますが、区のやり方は、1の主旨に書いてございますように、東京都の助成制度に上乗せをするような形で実施しているところなんですけれども、今回、東京都が、治療を始める初年度の助成回数を、一年度につき従来は二回でしたのを、初年度については三回までいいですよというふうに変更いたしましたので、区もそれに合わせて変更したものでございます。  2に変更の経緯が書いてございますが、東京都のほうは平成十六年度から特定不妊治療費ということで、体外受精と顕微授精につきまして医療費の助成を行っております。当初は一回につき十万円でしたが、平成二十一年度から十五万円に引き上げてございます。区のほうは二十一年度から、都の制度に上乗せするような形で一回当たり十万円を限度としまして助成しているところでございます。今般、東京都といたしましては、年齢が比較的低いうちに短期間に集中して治療することが大切だということがありまして、治療の初年度は二回から三回まで助成を行いますと変更いたしました。区も上乗せという形をとっておりますので、同じような形で、初年度については二回から三回に変更したというものでございます。  経費につきましては、当初予算は現在四百二十件分を想定しまして、約三千八百万円を計上させていただいておりますが、今後の申請の伸び等を見きわめながら補正予算等の対応を図ってまいりたいと考えております。  また、今後のスケジュールでございますが、明日以降、区のホームページで周知するとともに、現在まで申請していただいている方の中で初年度に当たる方につきましては個別に周知するとともに、あとは今後申請される方には都の制度が変わったこと、また区の制度が変わったことにつきまして周知してまいりたいと考えているところでございます。  報告は以上でございます。 ○高橋昭彦 委員長 ただいまの説明に対しましてご質疑がありましたら、どうぞ。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 (9)(仮称)世田谷区墓地等の構造設備及び管理の基準等に関する条例の制定について、理事者の説明を願います。 ◎淺見 生活保健課長 (仮称)世田谷区墓地等の構造設備及び管理の基準等に関する条例の制定について、資料に沿ってご説明いたします。  1の主旨でございますが、墓地等の経営許可等に関する事務につきましては、墓地、埋葬等に関する法律の第十条に基づき都道府県の権限とされ、東京都が条例を制定しております。実際の許可等の事務は、事務処理特例条例により特別区に委任されているところです。このたび、地域主権一括法の成立により墓地、埋葬法が改正され、平成二十四年四月一日から、墓地等の経営許可の権限が都から区に移譲されます。そこで、(仮称)世田谷区墓地等の構造設備及び管理の基準等に関する条例を制定する必要が生じたため、平成二十四年第一回定例会に条例案を上程するというものです。  なお、区の墓地条例案を作成するに当たりまして、区民意見の募集を実施いたします。  2の区墓地条例制定にあたっての考え方ですが、これまでの都の墓地条例運用の経緯や特別区の統一性などを踏まえますと、区ごとに大きく異なるということは好ましいものではありませんので、都の墓地条例と特別区で検討しましたガイドラインを基本としつつ、世田谷区の特性を考慮したものといたします。ポイントといたしましては、墓地等の経営者の適格性、計画地の永続性を確保していく、都市にふさわしい構造設備を確保していく、周辺住民等とのあつれきの未然防止のための手続を規定していく、大規模な墓地の新設等については基準を強化していくというものでございます。条例案の内容につきましては、現在、検討しているところでございます。  3の今後の予定でございますが、平成二十三年十二月二日の福祉保健常任委員会で区墓地条例案の骨子及び区民意見募集の実施について改めてご報告させていただきます。その後の予定は記載のとおりです。  なお、保健所関係で、地域主権一括法により、理容師法など幾つかの法令で衛生基準等を区の条例で制定することが必要になってまいります。内容は現行の都条例の基準と同程度を想定しており、区民意見の募集等につきましては予定しておりません。内容については、固まり次第、別途委員会にご報告させていただきます。  報告は以上です。 ○高橋昭彦 委員長 ただいまの説明に対しましてご質疑がありましたら、どうぞ。 ◆村田義則 委員 条例制定に当たっての考え方で世田谷区の特性を考慮したものにすると。つまり二十三区で余り変わってはいけないよ、でも特性は考慮するよと言っているんですが、その特性は何ですか。 ◎淺見 生活保健課長 面積ですとか住宅地が多いとか、二十三区の中でも小さい区、大きい区があります。面積のそういうところですとか、大きい区では人口も多いと、住宅地であるというようなこと、あと寺院の数とかを考慮しつつ考えていきたいと考えております。 ◆羽田圭二 委員 当然のことなんですけれども、この間、墓地建設をめぐって福祉保健常任委員会でも陳情なども出されたり、これをめぐった議論もあったかと思うんですね。したがいまして、そのことを教訓にしてぜひ条例をつくっていただきたいということは申し上げておきたいと思います。 ◆菅沼つとむ 委員 確かに墓地がいけないのではなくて、今まで世田谷区では業者というのかな。世田谷でも八十八万人いますし、その中できちんとお寺だとかそういうものでまだまだ世田谷区内では墓地が足りないと思いますので、きちんとやることは世田谷区として必要ではないかと思います。もちろん羽田さんみたく投資目的とかは考えなくてはいけないと思います。その辺を考慮して考えていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ◆大庭正明 委員 先ほどお話がありましたけれども、当委員会では、給田の墓地のことで十年近くずっと議論がこの委員会を通じてあったわけです。当初の段階では墓地の問題とまちづくり、要するにこれは都市整備の領域の話とも関連するのではないかと。つまり、保健所だけの話で議論を進めていいのかというのがあって、都市整備領域の考え方とかを一緒にしないと、これは先に進めないよねと。墓地のあり方の云々ではなくて、町の全体のあり方としてどうするんだという議論をしようよという動きが委員会であったわけです。ただ、縦割りですから、なかなかそれがうまくいかなくてというところがあったと私は記憶しております。  今回は、確かに墓地のことだから、二十三区全体のガイドラインをつくったとしても、恐らく保健所ラインというか、保健所のところで物事を決してガイドラインをつくっているとすると、やはり不備な部分が出てくるのではないかなと。要するにそもそもこれは、墓地の問題について都市にあってどういう位置づけをすべきか。もちろんそれは必要な施設だという形の位置づけはされるんですけれども、必要であったとしてもどういう位置づけをするかという議論なくして墓地問題というのは議論できないよということが一つの教訓としてあるのではないかと思うんですよね。  だから、言いたいのは、保健所の範囲だけで墓地条例をつくっていいのかということは、当委員会でもずっと根底にあった問題だと思うんですよ。まちづくりの視点からどうするかということは、先ほど世田谷の特性についてということでのご質問があったわけですけれども、それに対する答えとしては、まちづくりの観点をどう入れるのかと。もちろん必要な施設という前提です。だけれども、必要な施設だけれども、やたらどこにつくってもいいという問題でもなかろうやというような意見も当然あったわけですよね。そういう議論をするときに、この福祉保健常任委員会だけでいいのかという限界性があるわけですよ。  その問題を、せっかく区の条例で新たにつくるとすれば、確かに東京都の保健所関係から来た条例ではあるけれども、世田谷としてはいま一歩広げて、まちづくりの観点からもつくるという視点は必要ではないかと思うんだけれども、その辺はどうなんですか。要するに従来の縦割りを踏襲したままくると、やっぱり同じ問題が墓地の問題に関してまたここで話をする。まちづくり関連の所管の人たちはいない形で議論が進むような形というのは僕は不備だと思うんですけれども、その辺についての議論というのはないんですか。縦割りを少し広げていかなくてはいかんという形だと思うんですよね。その辺は、全体を見渡す感じからして副区長はどうですか。 ◎秋山 副区長 まさにまちづくりの視点は私も必要だと思っています。条例についてというよりかは一般的に考えますと、例えば公園墓地というのがあって緑があったりということもあります。そういったことが世田谷区の人口と土地の中でできるのかどうかというのももちろんありますし、ですから、みどり33というものを掲げているという現状もあります。そういったところで、まちづくりとの議論は十分必要だと考えていますので、その辺については規制と必要なものをどこで整合させていくかということについては、今しっかり議論をしていかなくてはいけないなと思っています。  余りにも規制を強めてしまうと必要な施設が全く建たなくなってしまうということがありますし、だからといって規制を物すごく緩めてしまうと、せっかく今まで培ってきた経験が生きない、今までここでいろいろなことで議論してくださった経験が生きないことになってしまうと思っていますので、そこはしっかり所管と一緒にもっとまちづくりの所管も含めて、条例についてできることについては入れていきたいという思いは持っています。ごめんなさい。条例の中に入れられるかどうかは別なんですが、きちっと考え方としては整理をしていきたいと思っています。 ◆村田義則 委員 今、大庭委員が言った論も一つありますよね。それからもう一つ、今回の給田の問題で言えば、事業主体はさまざまな知恵をめぐらせて何とかやろうとやってくるわけですよね。それに都の条例やさまざまが本当に有効だったのかと。そういうことに対するきちっとした対処も私は必要だと思うんです。責任を持って区が住民のこれからの生活の問題を考えると。そういうことを含めて考えたときに、福祉だけで完結するのかという問題も含めて考えたときに、四月一日に施行しなくてはいけないのかという問題、つまり、わずかこれだけの期間で議論ができるのかというのはちょっと私ね。  何でこんな突然ね。条例を提案するのは恐らく二月だろうから二カ月ぐらいの議論で、今副区長が言ったことを含めて議会で議論ができるのかという感じがしているわけ。例えば、都の条例はもう三月で廃止してなくなってしまうの。もしあるのだったらば、もう少し継続的にきちんと議論していいものをつくるということも考えられるのではないかと思うんですが、その辺はいかがですか。 ◎淺見 生活保健課長 この八月三十日に法律が通って一部改正ということになりました。十条の中で、墓地等を経営する者は都道府県知事の許可を受けなければならないというところの知事という部分が特別区長になるわけなんですけれども、経過措置等はありませんので、四月からは許可をするのが区になりますので、その根拠となるものということで条例をつくっていきたいというところでございます。  都の条例につきましては、今回移譲されているのが市になっていますので、町村等には移されていませんので、例えば都内の町とか村については都条例が残ると思います。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 次へ参ります。(10)その他について何かございますか。 ◎藤野 保健福祉部長 特にございません。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 それでは、2協議事項に入ります。  協議事項の次回委員会についての前に、昨日、副委員長から提案のありました動物愛護に関する意見書等について協議をしたいと思いますが、皆様のご意見を伺いたいと思います。 ◆大庭正明 委員 できれば、正副で素案というか案文をつくらせていただいて、それで議論していただければ。昨日の議論を当然踏襲した形で正副で案をつくらせていただいて、それで進めていければと思いますけれども、そういうことでいかがでしょうか。 ◆羽田圭二 委員 結構です。それで、できるだけ案文を早目にお示しいただきたいと思います。 ○高橋昭彦 委員長 皆さん、意見書を出すという方向でよろしいですか。 ◆菅沼つとむ 委員 意見書なの。 ○高橋昭彦 委員長 それも含めて。きのうの副委員長の提案が意見書だったものですから、きのうの請願の話もありましたから、意見書として出すのか、それとも要望として出すのか。四定も近いものですから、どちらがいけるのかも含めて、会派のご意見もあると思いますので、皆さんまとまらなければいけないなと思っていますので。 ◆菅沼つとむ 委員 会派で議論するときには、もちろん案文の中身によると思いますけれども、皆さんが出しやすいほう。だから、要望のほうが出しやすいんじゃないの。それも含めて判断させていただきます。 ◆高久則男 委員 私のほうでは意見書でも要望書でも問題ないし、中身にもよりますので中身を詰めていただいて、意見書であれば会派に持ち帰って、それでこういう形でどうですかという話をして、最終的に議会になると思うんですが、それは意見書なら意見書でも問いません。あとは中身の問題かなと思います。 ◆大庭正明 委員 正副である程度形のものを出して、次の委員会が始まる前までに出させていただいて、次の委員会では会派に持ち帰って、いただいた結果を議論していただくという算段ではいかがかなと思うんですけれども。 ○高橋昭彦 委員長 まず出す、出さないについていかがですか。村田委員、中塚委員。 ◆村田義則 委員 ですから、私がきのうの質疑の中で言った。 ○高橋昭彦 委員長 そうそう、あなたがそう言うから。  中塚委員はいいですか。
    中塚さちよ 委員 いいです。 ○高橋昭彦 委員長 では、内容次第ということですか。内容次第によって、意見書にするか、要望書にするかということを会派で検討していただくという形になりますか。ということは、案文をつくって、来週あたりに臨時で委員会を開かなければいけないという可能性も出てきますので、早目に正副案をお示ししたいと思いますので、一応そういう方向ということでよろしいですか。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 (1)次回委員会の開催ですが、臨時の委員会の調整を事務局のほうにしていただきながら、年間予定は十二月二日金曜日午前十時から開催することでよろしいでしょうか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 それでは、次回委員会は十二月二日金曜日午前十時から開催することといたしますので、よろしくお願いいたします。  以上で協議事項を終わります。    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━高橋昭彦 委員長 その他、何かございますか。    〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○高橋昭彦 委員長 以上で本日の福祉保健常任委員会を散会いたします。     午前十一時二十七分散会    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━  署名   福祉保健常任委員会    委員長...